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英語力があれば大丈夫?貿易事務に必要なスキルとは

「キャリアアップをして貿易事務として働きたい!」「英語力を活かしてグローバルな仕事がしたい!」なら貿易事務をおすすめします。貿易事務は一般事務と違い、英語力やパソコンスキル、貿易に関する専門知識が必要になるためキャリアアップが狙えます。今回は貿易事務になるために取得しておきたい資格や派遣登録で貿易事務を始めるメリットについてご紹介いたします。

■貿易事務に求められるスキル

・必要な3つのスキル
貿易事務に携わるなら英語スキル、パソコンスキル、貿易実務スキルの3つが必要になります。それぞれのスキルについて詳しくみていきましょう。

①英語スキル
貿易事務に英語スキルは欠かせません。インボイス(送り状)やパッキングリスト(梱包明細書)、船荷証券などの作成には全て英語が必要になります。また先方からかかってきた電話応対やメールの受信も英語が中心であるため、最低でも簡単な英会話ができるくらいのスキルが求められます。

②パソコンスキル
貿易書類を作成するためには、最低限のパソコンスキルが要求されます。エクセルは数字の入力以外に、簡単な関数を使えることが評価の対象とされます。ワードは英文の作成が行えるタイピング力を身につけておくと実務に就いたときに強みとして発揮されます。

③貿易実務スキル
貿易事務では、実務者であることが優遇の対象になりやすいですが、資格を取得して専門的な知識を持っていることをアピールするだけでもキャリアアップには役立ちます。

■業務を有利にするために取得しておきたい資格

貿易事務に必要な3つのスキルが分かったところで、持っていると有利になる資格をご紹介いたします。

・英語の資格
TOEIC
多くの人が取得をめざすTOEICですが、貿易事務に携わるなら600点以上を目標にすると良いでしょう。600点以上とは受験者全体の約18%に当たります。英検でいえば2級以上のレベルとなります。年に10回行われているので、貿易事務への応募をする前に受験してみることをおすすめします。

・パソコンの資格
①マイクロソフトオフィススペシャリスト
マイクロソフトオフィススペシャリストは「エクセル」「ワード」「パワーポイント」のパートに分かれており、ソフトのバージョンによって試験内容が変わります。難易度は「スペシャリスト(一般レベル)」と「エキスパート(上級レベル)」の2種類があり、貿易事務で活かすならスペシャリストのエクセルとワードの取得を目指しましょう。月1~2回ほど開催されているのでぜひチャレンジしてみてください。

・貿易事務の資格
①貿易実務検定
貿易実務検定では貿易に関する知識や実務に関する問題が出題されます。レベルはC、B、Aの3段階に分かれており、未経験から貿易事務を始める場合はCの取得をおすすめします。開催はCが年5回、Bが年3回、Aが年2回となっています。

②通関士試験
荷物を海外へ輸出入するためには税関の許可が必要です。税関で許可をもらうことを「通関」といいますが、通関に関する手続きを専門に扱っているのが「通関士」と呼ばれる職業です。通関の知識は商社、メーカー、フォワダーなど幅広い業界で必要なため、取得しておくと活躍範囲が広がります。通関士試験の合格率はおよそ10%に満たないほど難しい内容ですが、貿易事務へのキャリアアップを狙うなら持っておきたい資格といえます。


貿易事務をするにあたり取得しておくと有利な資格についてご紹介いたしました。貿易事務を目指すにあたり、どの資格から取ればいいか分からないという場合は、英語力が試されるTOEICから始めてみましょう。続いてマイクロソフトオフィススペシャリスト、貿易実務検定の順にチャレンジしていきましょう。

■派遣登録してキャリアアップを狙おう

・派遣貿易事務に登録するメリット
貿易事務をはじめたいと思うなら、貿易事務を専門とする人材派遣会社に登録してステップアップすることをおすすめします。メリットとして未経験の人でも応募可能な求人がたくさんあるだけでなく、定期的に開催されているスキルアップセミナーに参加することができます。貿易事務に必要な基礎知識やパソコンスキルが学べますよ。



貿易事務に興味がわいたなら、まずは人材派遣会社に登録してみましょう。仕事中に困ったことや分からないことがあれば、担当者が親身になって相談にのってくれます。一人ではないという安心感が持てるのでおすすめですよ!