事務職で活かせる資格とは！？資格を持つことで得られるメリット
自己アピールの手段として大きな強みになる資格の取得。事務の実務経験がなくても、仕事に活かせる資格を持っているだけで優遇されやすくなります。今回は事務職に就く前に取っておきたい資格をご紹介いたします。
■事務職をはじめよう！
事務職のポジションとは、所属する各部署のアシスタントといったところです。社内業務（資料作成、メールや電話の対応、入力作業など）を請けおい、部署の業務が円滑に進むようサポートする立場です。
・事務に向いている人って？
ずばり、几帳面で真面目な人です。事務の業務はデータ入力などミスが許されない場面もあり、正しい事を常に継続して進められなければなりません。また、社員同士の連携、接客や電話対応などコミュニケーションスキルを求められることもあるので、人とのコミュニケーションがストレスに感じない方が向いているでしょう。
・事務職の良いところ
事務職の良いところは、残業・休日出勤が少ないという点です。ほとんどの場合で定時退社でき、休日も確保されているのでスケジュールが立てやすくなります。
仕事の面では、経営や営業の知識を身に着けられるメリットがあります。
・事務職の種類
所属する職種や部署によって変わるので、事務職の種類は膨大にあります。経理なら、経営に関わるデータ入力や給与明細の発行、営業であれば営業サポート、資料作成などを行います。貿易関係の事務なら、税率や法律など広い知識が必要となります。
その他、医療事務、介護事務、人事事務、総務事務・・・と種類は多岐に渡ります。
■事務職で活かせる資格
事務職に就くために必要な資格はありませんが、資格をもっていることで優遇されます。業務内容が幅広いので、それぞれの事務職に見合った資格を持っているといいですね。では、有利となる資格の具体例を見ていきましょう。
・日商簿記
財務諸表に関する知識、基本的な経営管理の知識を身につけることができます。
日商簿記検定2級は、財務系や経理で最も使える資格です。企業の多くは、経理に就く際にこの資格の取得を推奨しています。
・TOEIC
日常生活やオフィスで使える英語のコミュニケーション力を図るものです。世界的に行われており、英語のスキルが公正に評価される検定です。
TOEICの点数は企業によって求める基準が異なりますが、新卒で英語スキルが必要な職場への就職なら700点以上、グローバル人材では800点以上は求められるでしょう。
・秘書技能検定
秘書として必要な知識や技能を保有しているかを判断するものです。一般常識、敬語などふさわしい言葉遣い、ビジネスマナーなどが問われます。
この検定に合格すれば、秘書以外にも幅広い領域で役立てられるでしょう。
・MOS
マイクロソフトオフィス製品に関するスキルを証明する国際資格で、Word、Excel、PowerPointの知識や操作スキルを証明できます。
この資格は多くの企業で評価されるものです。
・ビジネス文書検定
以前にあったワープロ検定が元になっており、正しい文章の作成だけでなく、専門用語やビジネス用語、マナーや敬語に関しても身につけることができます。
・日商PC検定
日本商工会議所が行う検定で、パソコンを使っての文書作成、データ分析などの実務能力を判定するものです。1級試験は合格率30%の難関で、この資格を持っていれば高度な実務能力を証明することができます。
■資格を持っているメリット
事務職で資格を持っていると、どういったメリットがあるのか詳しく見ていきましょう。
・即戦力として優遇されやすい
資格を取得していればそれだけでスキルの証明ができるので、即戦力として仕事を任されるようになります。
・スキルをアピールできる
面接の際、技術職や営業職などに比べて持っている能力のアピールがしにくい一面があります。履歴書に書ける資格があれば、スキルの証明ができ、仕事に対する関心やモチベーションや高さをアピールすることができます。
・評価につながりやすい
資格取得で身につけた知識やスキルは、入職後に生かすことができ、人事考課での評価に繋がりやすくなります。企業によっては資格取得が手当てに反映される場合があり、昇進の条件としているところもあります。
・キャリアアップできる
資格取得で専門的な知識を身につけることで、一般事務から専門の部署へキャリアアップできる可能性があります。簿記、社会保険労務士といった資格が経理や人事、労務などで有利になるなど、職種の選択で幅が広がるでしょう。
■まとめ
事務と聞くと、雑務処理や電話対応といった印象が強い方が多いかもしれませんが、実際は業務範囲がとても広く、職種によっては専門的な知識やスキルが求められます。
資格を取得することで、業務の幅が広がり、キャリアアップも目指すことができます。
利用できる資格はたくさんあるので、スキルアップのために資格取得を目指しましょう！
