派遣でも一人暮らしはできる?支出を把握して賢く一人暮らしを成功させよう! | 気になる!お金のこと | リバティーのお役立ち通信

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派遣でも一人暮らしはできる?支出を把握して賢く一人暮らしを成功させよう!

派遣社員は収入が少ない、不安定という点から一人暮らしが厳しいイメージがありますが、実際派遣社員でありながら一人暮らしをしている人は沢山います。
派遣社員でも一人暮らしを実現させるには、事前に収入と支出を計算し、計画を立てる必要があります。一人暮らしをする前に考えておくべきポイントをまとめたので、これを参考にして一人暮らしをスタートさせましょう!

■派遣で一人暮らしをするにはどれくらい必要?

実際に一人暮らしをするには、毎月何にどれくらいお金が必要になるのでしょうか?家賃とその他に必要な生活費の目安をまとめてみました。

・家賃の目安は収入の25%
物件を決める際に考えなければならないのは、今の給料でどれくらいの家賃なら住めるのか?ということです。派遣は、勤務日数によって給料が変動します。収入が少ない時でも生活費が不足しないように、余裕を持たせる必要があります。また、昇給が期待できない場合も多いので、「収入の25%」を目安に家賃を設定すると良いでしょう。

・必要なお金の目安はいくら?
・水道光熱費
ガス代、電気代、水道代は必ず必要になるものです。地域によって異なりますが、2016年の総務省の家計調査によると、1ヶ月当たりの平均は11,028円です。夏場、冬場のエアコンの稼働率によって変動します。

・食費(外食込み)
外食の頻度によって変動しますが、1ヶ月の食費の平均は39,808円です。買い物で節約をして上手くやりくりすることがポイントです。
 
・通信費
インターネットやスマホの利用料金も必要不可欠です。インターネット使い放題の賃貸であれば、家賃に利用料金が含まれるのでプロバイダ契約料を節約することができます。
また格安スマホを利用することで、通信費を抑えることができます。

・交通費
派遣は交通費が支給されないことが多いので、生活費として計算しなければなりません。交通費が支給される仕事、自宅から近い派遣先を選ぶと良いでしょう。

・雑費
忘年会や歓送迎会など季節によって出費が重なることがあります。1ヶ月の平均は15,292円となっています。
また、日用品の購入や医療費なども生活に必要な金額です。突然医療費が必要となる可能性があるので、節約を心がけ余裕をもたせておくことが大切です。

その他、洋服代や美容代など女性では特にかさむ出費もあります。一人暮らしを始める前に、現在いくらかけているのかを知っておきましょう。

■派遣で一人暮らしをするコツ

派遣社員で一人暮らしをする場合、正直余裕がある生活が送れるとは言えません。一人暮らしを上手く続けていくには、収支を把握することが重要です。

・手取りを把握する
派遣の場合、給料計算は「時給×労働時間×労働日数」と、月々の給料が計算しやすいので、給料の把握はしやすいですよね。
そこから税金、社会保険などの減額分を踏まえ、手取りがいくらになるのかを知っておきましょう。

・交通費を考慮に入れる
派遣は時給が高く設定されていますが、交通費が支給されない場合がほとんどです。仕事を選ぶ際に、交通費がいくらかかるかを計算しておきましょう。通勤距離が近くても、利便性や路線で交通費が高くなることもあるので、距離だけを見て安易に選ばないようにしましょう。

・突然の支出を予測しておく
注意すべきは、冠婚葬祭にかかるお金です。20~30代では結婚や出産が多くなるので、突然大きな金額が必要となる機会が増えます。
その他、自動車を所有している人は、自動車税や保険料、車検や修理の費用などの維持費が必要になりますし、突然の事故や怪我などで医療費がかかる場合もあります。

・勤務日数が一番少ない月で考える
派遣社員の給料は、勤務日数によって変動するものです。日数が1、2日減っただけでも、数万円の差が出ます。1年の中で、最も勤務日数が少なくなる月の給料で計算するようにしましょう。

■派遣社員の物件選び

給料や生活費の収支から、家賃の目安が計算できたと思います。次はいよいよ物件選びです。物件選びや引っ越しの段階でも、出費を抑えるポイントがあります。

・物件探しで費用を抑えるために
一般的な物件よりも、出費を抑えることができる物件は以下の通りです。
①敷金・礼金が不要な物件
②家賃が一定期間無料のフリーレント物件
③仲介手数料が安い物件
④家具・家電付きの物件

この中で、家具・家電付きの物件は家賃が高く設定されている場合が多いので、家財道具を購入する費用と家賃のバランスを考える必要があります。

・物件選びの注意点
①定期借家の利用
定期借家は、敷金・礼金が不要で、家賃が安いというメリットがあります。しかし、契約期間終了後は原則更新することができません。どちらが自分にとってメリットが大きいか、よく検討して選びましょう。
②交通費を計算する
派遣社員でネックとなるのが交通費です。交通費を節約するために、立地条件を考えて選ぶと良いでしょう。
③派遣会社や勤務先へ報告しておく
入居審査で、管理会社や家主から派遣会社や勤務先に連絡が入る場合があります。引っ越しの予定があることを、派遣会社・勤務先へ伝えておく方が良いでしょう。

・引っ越しに必要な費用を把握しておこう
最後に引っ越しの際に必要となる費用をお伝えします。
<前家賃>
家賃とは別に払う場合があります。一般的には家賃1ヶ月分です。
<敷金>
部屋の修繕費として、入居時に支払います。退去時に部屋の原状回復に必要となった時に、敷金から修理費が引かれます。
<礼金>
家主への謝礼金です。関東では家賃の1~2か月分。関西では礼金がなく、敷金が高く設定されている場合が多いです。
<保証料>
賃貸物件契約の際、保証人を立てる代わりに保証会社に依頼する場合があり、その時に必要となる費用です。
<仲介手数料>
物件の紹介を仲介した不動産業者へ支払います。
<その他>
各種保険やカギの交換費、駐車場代など物件によって必要となる費用があります。

■まとめ

派遣社員が一人暮らしをする場合、限られた収入で上手にやりくりをする必要があります。また物件選びや引っ越しでも、そこそこの金額が必要となります。これらの金額をしっかりと把握し、賢く一人暮らしを始めましょう!