派遣社員ならではの「職務経歴書」で、自分の強みをアピールしよう! | 転職のこと | リバティーのお役立ち通信

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派遣社員ならではの「職務経歴書」で、自分の強みをアピールしよう!

「職務経歴書」は、自分の経歴や成果をアピールするための書類です。
プロフィールをメインに書く履歴書とは違い、どこでどんな業務についていたか、どんなプロジェクトに参加し成果を上げたかなどを具体的に書くので、自分のキャリアを自分なりに最大限アピールすることができます。
転職を成功させるためには、読み手にしっかりと伝わる職務経歴書を書かなければなりません。
今回は「職務経歴書」の書き方と、派遣社員がアピールできるポイントをまとめました。

■派遣社員の「職務経歴書」の書き方

「職務経歴書」は、自分のキャリアに合わせて自由に書くことができます。
これまでに積んできた経験やスキルは人それぞれで、個々に合わせて書き方を工夫することで、より効果的にアピールすることができます。
しかし、自由に書いていいと言われると、逆に難しく感じますよね。
まずは一般的な「職務経歴書」の書き方をご紹介します。

「職務経歴書」には、以下の内容を記載します。
・職務経歴
・職務の概要
・取得した資格
・自己PR
・志望動機

「履歴書」と「職務経歴書」では目的が異なるので、内容はしっかり区別するようにして下さいね。
また、「職務経歴書」の書き方は、自分の経歴に合ったスタイルを選びましょう。
一般的に使われるスタイルが3つあります。
積み重ねてきたキャリアやアピールしたいポイントに合わせて選ぶと良いでしょう。

①編年体式

最もよく使われるスタイルで、過去から現在までの職歴を時系列にまとめたものです。

経歴が分かりやすく、シンプルで読みやすい書き方です。
しかし、時系列で経歴をまとめてしまうので、アピールしたい部分が埋もれてしまうデメリットがあります。
長く同じ職種に就いていた人、転職回数が少ない人、社会人経験がまだ浅い人に向いています。

②逆編年体式

先ほどとは逆で、過去へとさかのぼってまとめるスタイルです。
最もアピールしたいキャリアが直近の場合は、最初に目に入るよう逆編年体式で書くことをおすすめします。
その他にも、現職が応募している仕事と同じ場合や、社会人経験が長い人にも向いています。

③キャリア式

職歴を時系列まとめるのではなく、これまでに経験してきた仕事内容や職種ごとにまとめる書き方です。
時系列でまとめると長くなるという場合は、このスタイルで書くことでアピールポイントを中心にスッキリまとめることができます。
転職回数が多い人、仕事に就いていない時間が長かった人におすすめです。

*職務経歴書を書く時のポイント!

「職務経歴書」の目的は、これまでのキャリアやスキルを明確にすることです。

「求められているスキルを保持しているか」
「どのような経験を積んできたか」
「転職理由は妥当か」
「意欲がある人物か」
「文章におけるプレゼン能力はあるか」
といった点を押さえて、アピールできると良いでしょう。

■派遣社員が「職務経歴書」でアピールできること

派遣社員ならではのスキルや経験を「職務経歴書」にまとめられれば、アピールを増強でき、より転職に有利になります。
これからご紹介するポイントを、うまく活用してみてください。

●新しい環境でも柔軟に対応できる

派遣社員は勤務先が変わる機会が多いので、新しい環境に適応することに慣れていきます。
同職種でも職場ごとで仕事の進め方が異なるので、それぞれのやり方に臨機応変に対応できる能力が身に付きやすくなります。
新しい勤務先でも業務を早く覚えるために心掛けていること、良い人間関係を築くために気を付けていることなどをアピールすると良いでしょう。

●長期間務めている人は、評価が高い

派遣元は、高く評価している人を手離したくはないものです。
その為、同じ派遣会社に長く務めている人は、能力が高く、派遣社員として信頼できる人物であると言えます。
長く同じ派遣会社に勤めている人は、派遣会社や派遣先で評価されてきたスキルやエピソードをアピールすることができます。

●キャリアチェンジしやすい

派遣社員は、正社員よりも就業決定に対してハードルが低く、未経験の仕事でも業務に就ける能力があると判断されれば、キャリアチェンジしやすいというメリットがあります。
こうしてどんどんと経験を積めば、いずれは正社員として目標とする仕事に就くというプランも立てやすくなります。
キャリアチェンジで努力したこと、積み重ねた経験でどのレベルにまで達して実務をこなしてきたか、といったことをアピールできます。

■「職務経歴書」は工夫して書こう

「職務経歴書」は端的に、まとめて書く方が読み手には好まれますが、ただ職歴を羅列しただけでは仕事が長く続かない人だという印象を与えかねません。
効果的に自分をアピールできるよう、書き方を工夫しましょう。

転職回数が多い場合・・・

転職回数が多い人は、なるべくまとめて記載する方が印象良くなります。
例えば派遣先が多い場合は、派遣会社を記載した上で、務めてきた派遣先や職種をまとめて書くようにします。

転職回数が少ない場合・・・

反対に、あまり転職をしておらず就業先が少ない場合は、「職務経歴書」の余白が多くなります。
余白が多いと、あまりやる気がないのでは?という印象を与える可能性があります。
会社名や部署に加え、こなしてきた業務内容を詳しく書いて、相手に伝わりやすくしましょう。

受講した講座なども記載する

講座の受講や専門学校に通学したことなど、スキルアップの為に経験してきたことは必ず記載しましょう。
持っているスキルや向上心のアピールにつながります。

■まとめ

「職務経歴書」での書類選考は、派遣先で勤務する為に必ず突破しなければなりません。
この記事でまとめたポイントを参考にして、自分の強みを効果的にアピールできる「職務経歴書」を作成してくださいね。