派遣社員として勤務した職歴の書き方は? 読みやすく書くコツをご紹介! | 転職のこと | リバティーのお役立ち通信

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派遣社員として勤務した職歴の書き方は? 読みやすく書くコツをご紹介!

求人に応募するときや、派遣会社に登録する際に必要となる『履歴書』や『職務経歴書』。
これまで派遣社員として働いていた場合「職歴はどのように書けばいいの?」と、思う方も多いと思います。

派遣社員の職歴は、相手が読みやすいように、自分の経歴に合わせて書き方を変えることがおすすめです。

この記事では、派遣社員の職歴の書き方やコツを紹介します。
これから履歴書や職務経歴書を書く方は、ぜひ参考にしてくださいね。

■履歴書と職務経歴書の違い

はじめに、履歴書と職務経歴書に記載する内容の違いについてお伝えします。
相手に何を伝えるのかを、あらためて理解しておきましょう。

万が一、職務経歴書や履歴書の内容を詐称すると、採用後でも解雇になるおそれも。
絶対に経歴詐称はしないように注意してください。

『履歴書』に記載する内容

履歴書は、名前や住所、これまでの職歴など、自分の基本的な情報をまとめた書類です。
採用活動の場での「名刺」とも言える役割を果たしています。
ひとつひとつの情報に誤りがないよう、気をつけて記載することが大切です。

『職務経歴書』に記載する内容

職務経歴書は、これまで勤めた会社の情報や携わってきた業務内容などをまとめた書類です。
勤務年数や業務内容だけでなく、どのような実績を残したかや自分の強みについても記載します。

■派遣経歴の書き方

ここからは、職務経歴書に派遣の経歴を記載する際の書き方についてお伝えします。
派遣社員としての経験に合わせた書き方を、1つずつ紹介していきますね。

派遣経験が少ない場合

まずは、これまで1つの派遣会社で、1社だけ派遣された経験がある場合の書き方です。

各行に記載する内容と書き方の例はこちら。
・1行目 【派遣元】の会社名と派遣登録した年月
・2行目 【派遣先】の会社名と担当業務
・3行目 いつまで勤務したか

※ 書き方例 ※
平成28年1月 ○○○○株式会社に登録
平成28年2月 株式会社△△△に営業事務職として派遣
平成31年1月 派遣期間満了につき退職

派遣経験が2社以上ある場合

次に、1つの派遣会社で3社以上の派遣経験がある場合の書き方についてお伝えします。
(基本的な書き方は、先ほど紹介した内容と同じです。)

・1行目 【派遣元】の会社名と派遣登録した年月
・2行目~ 1行ずつ【派遣先】の会社名と担当業務、いつまで勤めたか
・最後の行 いつまで勤務したか

※ 書き方例 ※
平成27年4月 ○○○○株式会社に登録
平成27年5月 株式会社△△△に営業事務として派遣(平成27年10月まで)
平成27年12月 株式会社□□□□に貿易事務として派遣(平成30年11月まで)
平成31年1月 株式会社×××に営業事務として派遣
令和2年5月 現在に至る

複数の派遣会社に登録していた場合

複数の派遣会社に登録していた場合は、派遣元ごとに職務経歴を順番に記載していきます。
これまでの書き方を踏まえた例は下記の通りです。

※ 書き方例 ※
平成29年9月 ○○○○株式会社に登録
平成29年10月 株式会社△△△に営業事務として派遣
平成30年11月 一身上の都合により退職
平成31年1月 株式会社◇◇に登録
平成31年2月 株式会社□□□に貿易事務として派遣
令和2年5月 現在に至る

■派遣社員の職務経歴書を書く時の4つのコツ☆

次に、相手が読みやすくて伝わりやすい職務経歴書を書くためのコツを4つ紹介していきます。

①アピールしたい内容に合わせて書き方を工夫する

自分の経験をうまく伝えられるように、職務経歴に合わせて書き方を変えましょう。

先ほどお伝えした通り、派遣経験や複数の派遣会社に登録していた際などに合わせて、見やすい書き方を選ぶ必要があります。
また、正社員経験などがある場合は、経歴ごとに雇用形態もしっかり明記しておくことが大切です。

職務経歴書は自由な分、個人の実力が大きくでるところです。
面接先の会社や募集職種に合わせて職務経歴書を書くようにしましょう。

②経験やスキルをうまく伝える

過去にどのような業務を担当してきたのか、またどんなスキルを持っているのかしっかり記載しましょう。

履歴書・職務経歴書は、派遣会社が派遣先の企業を紹介する際の参考になります。
より自分に合った派遣先を見つけるためにも、丁寧に書くことが大切です。

英語の資格や簿記検定など、取得している資格があれば、忘れずに履歴書の「免許・資格」欄に記載してくださいね。

③「契約期間満了」などの表記に注意する

派遣社員の退職理由を書く際は、表記方法に注意する必要があります。
次のように、退職理由ごとに書き方を変えましょう。

・契約期間が満期となり退職した場合「契約期間満了」
・自己都合で退職した場合「一身上の都合により退職」

「契約期間満了」は、派遣先の正社員になった場合や、契約期間が満了になり退職した際に使います。

④職務履歴書は全ての社名、業務内容を記載する

職務経歴書には原則すべての社名と業務内容を記載しましょう。

各会社で何をやっていたのかを認識することで、面接官はどの程度仕事ができるのか想像しますので、アピールできる経験はできるだけ多くアピールする方が良いでしょう。

■派遣社員が正社員を目指すときは、どのように職歴を記入するべき?

最後に、次は正社員を目指したいと思っている方に向けて、職務経歴書の書き方をお伝えします。

・業務内容を記入する

より詳しい業務内容を記入しましょう。
例えば、経理職の派遣社員として働いていた場合は「仕訳・決算業務・財務分析」に従事しただけでなく、自分がその中でどのような工夫を行い、成果を残したのかを具体的に記入できると良いです。

正社員には、より会社に貢献できるか、自立自走して改善を行っていけるかを見られるので、この点を意識しましょう。

・正社員求人を取り扱っている人材派遣会社へ相談する

正社員求人を扱っている人材派遣会社の担当者に相談するのも効果的です。
あなたの具体的な仕事内容やキャリアに対して、どのような工夫をして職務経歴書を書けば良いのかをアドバイスしてくれることでしょう。

■まとめ

派遣社員としての経験ごとに、職歴の書き方を変える必要があります。

間違った表記をしないように注意しながら、履歴書・職務経歴書を作成してくださいね。