新型コロナの影響を受けている業界は?求人が見つからない時の対処法 | 転職のこと | リバティーのお役立ち通信

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新型コロナの影響を受けている業界は?求人が見つからない時の対処法

新型コロナウイルス(以下、コロナウイルスと記載します)によって、多くの業界の売上が減少し、従業員の仕事がなくなるという事態が発生しています。

いつ収束するかわからない状況で、今後どのように働いていくか悩んでいる人も多いでしょう。

そこで本記事では、コロナウイルスの影響が大きい業界と少ない業界を紹介。
また、求人数が減っている中で、どのように対処していくべきかをお伝えします。

■コロナウイルスの影響を受けている業界

はじめに、コロナウイルスの影響を強く受けている業界を紹介します。
今後どのように働いていくかを考える際にぜひ参考にしてください。

観光(旅行)業界

コロナウイルス感染の恐れから移動自粛要請が出て、まず影響を受けたのが観光(旅行)業界です。

海外旅行はもちろん、感染拡大を防ぐため国内旅行の自粛要請もあり、影響を大きく受けています。
大手旅行会社でも2020年夏のボーナスはカットになったケースもあるようです。

飲食業界

観光業界と同じく、移動自粛要請や営業時間短縮指示により影響を受けたのが飲食業界です。

連日店内で飲食を楽しんでもらうのが難しいため、多くの店舗が急遽テイクアウトメニュー販売に乗り出し窮地を乗り越えるため頑張っています。

自動車業界

自動車業界がコロナウイルスの影響を受けた理由は、大きく分けて2つです。

ひとつは、移動自粛に伴い、自動車そのものの需要が減少したこと。
もうひとつは、工場の稼働日数が大幅に減り生産工程に遅れが出たことです。

今後テレワーク化が進むことが予測されるので、より厳しい状況を強いられるおそれもあります。

■コロナウイルスの影響が比較的少ない業界

次に、コロナウイルスの影響が少ない、または増益している業界をお伝えします。

インターネット関連

まず、ホームページの制作やネットショッピング、ソーシャルゲームなどのインターネットを通じたサービスの需要が急激に増加しています。

例えば、これまで対面販売に力を入れていた企業などはオンライン上でのサービスを強化。
また、自宅にいる時間が長くなったことからゲームなど娯楽の需要も増えてきています。

物流業界

コロナウイルス感染のリスクを回避するために、オンライン通販の利用者も大幅に増えました。
これまでより遥かに多い注文数に対し、トラックの稼働率も上がっています。
少しでも配達員の負担を減らすため、自宅前への「置き配」を推奨するなどの施策も見られるようになりました。

小売業界

スーパーや百貨店などの小売業界の中でも、特に影響が少なく需要が拡大をしていたのがドラッグストアです。
マスクをはじめとした感染防止グッズを買い求める人で長蛇の列ができていた店舗も。
結果、売上が前年より10%以上アップした企業が多くありました。

医療業界

医療業界の人材の需要は拡大しています。医療機器に関しては、売上が下がったものの、製薬分野ではコロナ禍の影響は少なかったといえるでしょう。加えて、診療所や病院の求人数は多い傾向にあるため、転職そのものは難しくない業界だといえます。

また、売上に関しても一時的に減少したものの、現在は回復傾向にあるため、外来受診なども影響は少なくなったと判断できます。受信に関しては、オンライン診療などの技術だけでなく、診療を支援するツールなども増加しつつある状況です。

そのため、経営状態は医療機関によって大きく異なるものの、業界全体としては、採用ニーズがある程度高い業界である点は変わらないといえるでしょう。

■希望に合う求人が見つからない時はどうする?

コロナウイルスの影響で、なかなか希望に合う求人が見つからない場合の対処法を3つ紹介します。

・希望条件のハードルを少し落とす

少し厳しい提案になりますが、希望条件のハードルを落とすことを検討しましょう。
業界・職種・勤務地など、自分が妥協できるポイントを探してみてください。
選択肢が広がり、応募できる求人が増えると思います。

・新しい経験と割り切ってチャレンジしてみる

「希望業界の求人がない」「でも働かないといけない」という時は、未経験の業界にチャレンジするチャンスだと捉えて働いてみるのもひとつの手段です。
先入観から苦手そうだと思っていた仕事も、勤めて見たらやりがいが見つかる可能性もあります。

・公的支援を活用する

どうしても仕事が見つからない場合は、公的支援の利用も検討しましょう。
現金一律10万円の給付以外にも、下記のような制度があります。
・生活費の援助を受けられる「生活福祉資金貸付制度」
・家賃が支払えない人のための「住居確保給付金」
くわしくは、お住まいの自治体のホームページなどを確認してみてください。

■コロナ禍の求人は慎重な検討が必要

コロナ禍でも求人は一定数あるため、転職そのものは難しくありません。しかし、今後似たような状況となった場合に同じような傾向となる点は把握しておきましょう。

例えば、Webツールに関する需要はテレワークなどの勤務体制に直結するため、コロナ禍がなくなったとしても人材が不要となる可能性は低いといえます。また、IT系でシステム開発を担うエンジニアなども需要だけでなく、売上が減少する可能性も低いと想定できます。

対面がメインの営業手段となっていた業界でも、Webツールの活用が目立つことから、今後は対面とオンラインの強みを合わせられる業界が今後も勢いを失いにくいといえるでしょう。

また、コロナ禍の影響が少ない業界を選択した場合には、将来的な不安も軽減できます。製造業などは企業によって、働き方が異なるものの、オートメーションが進んでいる場合は戦略設計などができる人材であれば転職は難しくありません。適材適所というだけでなく、業界の将来性を見極めましょう。

■まとめ

まだまだコロナウイルスの影響が大きい日々が続くことが予想されます。

視点を変えて仕事を探してみたり、公的支援を活用したりするなどして、この状況を乗り越える参考になれば幸いです。

リバティーではコロナ禍の状況をふまえたうえで、お仕事を紹介しております。お気軽にご相談ください。