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【*先輩インタビュー*】 貿易事務ってどんな仕事? ~ 商社輸出編 ~

◆リバティー派遣歴3年
◆貿易実務経験のあるIさん(40代女性)

大阪の繊維商社でご活躍中ですが、どんなお仕事をされているのでしょうか?

貿易事務なので、
特殊な書類を作成したり、海外に連絡をしたり、、、
なんとなくイメージはできるけど、正直分かりづらい貿易事務のお仕事。

今回はIさんに『商社での貿易事務』について聞いてみました!

①受注と発注

・顧客から(商品)を受注
 P/Oを入手  〔◆P/O=発注書〕

・仕入先に発注
 納期をしっかり確認します
(※納期が合わない場合は受注先(=お客様)と納期調整をします)

・納期が確定したらP/Iを発行  〔◆P/I=見積書〕
 単価をチェックします

②輸出に必要な書類を作成する

I/V、P/Lを作成  〔◆I/V=送り状 ◆P/L=梱包明細書〕

【Ⅰさん】自分で作成するときはシステムを使用します。会社によっては通関業者に書類作成を外注することも。


S/I B/L作成に基づく書類なので『L/C決済』のときには特に正確に作成
  〔◆S/I=船積依頼書  ◆B/L=船荷証券  ◆L/C=(銀行の支払保証がある)信用状決済〕


L/C は輸入者からアプリケーションが来るので、その時点で内容をチェック 
 修正してほしい箇所はアメンド依頼します
 〔◆アプリケーション=依頼書   ◆アメンド=内容変更〕


L/C原本が到着したら内容を確認

③L/Cに基づいてS/Iを作成

通関業者(乙仲)へ輸出通関の依頼
  〔◆通関業者(乙仲)=税関に対する通関手続きを代行する会社〕

船会社へのBOOKING と併せて、搬入日、I/V、P/L、S/Iを送付して依頼します
  〔◆船会社=船を所有しその船で人や貨物を運ぶ業者  ◆Booking=船会社や航空会社などにスペースの予約をすること〕


・通関業者からB/Lのドラフトがきたら内容をチェック
  〔◆ドラフト=為替手形〕
⇒内容に間違いがなければ、B/Lオリジナルを発行してもらいます
  〔◆B/Lオリジナル=B/L原本〕


買取書類を作成して銀行に持ち込む
  〔◆買取書類=為替手形を輸出地銀行に買い取ってもらうための書類〕


【Ⅰさん】 ざっとですが、こんな感じです!

まとめ

専門的な用語や書類の名前が次々と出てきましたね。

日本国内でも見かける書類もあって、商社での貿易事務の1日について少しでも流れが掴めたでしょうか?


Iさん、ありがとうございました!
ぜひ、また教えてください★