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派遣社員もテレワークは可能?テレワークができる仕事と必要な手続き

新型コロナウイルスの影響もあり、これから派遣社員になろうと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、こんなご時世ですから派遣社員でもテレワークが良いと思う方もいるのでは?
そこで本記事では、そもそも派遣社員はテレワークが可能なのか、さらにテレワークができる仕事と必要な手続きについて紹介します。

■派遣社員でもテレワークは可能◎

実は派遣社員でもテレワークは可能です。

まずは派遣業界のテレワークの実態についてお伝えします。

派遣業界のテレワーク率は2割

2020年に株式会社パーソル総合研究所が行った調査によると、正社員のテレワーク実施率が27.9%に対して、非正規社員のテレワーク実施率は全体の17%と報告されています。

デジタル化が進んでいる昨今でも、非正規雇用のテレワーク率は正社員と比べ、10%以上も少ないのです。

コロナの影響で派遣業界のテレワークも拡大傾向

テレワークの実施率はまだまだ低いとはいえ、2020年に社会問題となっている新型コロナウイルスにより、派遣業界でもテレワークが拡大しつつあります。

派遣社員のテレワークに関しては、厚生労働省が2020年2月に人材派遣会社に対して、派遣社員のテレワーク実施を要請しました。
この要請の影響もあり、派遣業界にもテレワークが徐々に拡大しているのです。

■派遣社員でもテレワークができる職種は?

次に派遣社員でもテレワークができる職種を紹介します。
パソコンを主に使用する職種はテレワークがしやすいです。

テレワークがしやすい職種を選ぶことで、派遣社員であってもテレワークの勤務を実現できるでしょう。

データ入力

データ入力は取り組みやすい仕事でありながら、テレワークも行いやすい職種です。
また、パソコンのスキル以外に専門的な知識やスキルを求められることも少ないです。

事務(経理事務)

簿記の資格がある方や実務経験がある方には、経理事務もおすすめです。
データ入力と比べると専門的な知識や他業務との連携もあるため、知識やご自身の経験を活かすチャンスがあります。

エンジニアやデザイナー

エンジニアやデザイナーもテレワークで勤務しやすい職種です。
専門的な知識が求められるため、経験やスキルが必須となる場合が多いですが、デジタル化に伴って今後さらに需要が増えると考えられる職種です。

■派遣社員がテレワークするために必要な手続きは?

最後に派遣社員がテレワークするために必要な手続きを紹介します。
これらをクリアしていないと、スキルや経験があってもテレワークでの勤務は難しいため、必ず準備しておきましょう。

テレワーク用の派遣契約

まず必要な手続きはテレワーク用の派遣契約です。
派遣契約では就業先の住所などを明記する必要があります。
契約内容に自宅の住所が明記されていない場合は、テレワーク用の派遣契約に変更する必要があるため、派遣契約の内容を確認しましょう。

ただし、新型コロナウイルスの影響により2020年4月に厚生労働省は『緊急性がある場合には書面での締結が必須ではない』という旨の文書を公開しています。

派遣会社と十分な話し合いができている場合には、契約内容に記載がなくてもテレワークに切り替えられることもできるため、まずは派遣会社に問い合わせてみましょう。

インターネット環境の整備

テレワークでは自宅が就業場所になるため、自宅にインターネット環境が必要です。
テレワークを希望する場合は、自宅にインターネット環境が整ってからにしましょう。
インターネットの開通には時間がかかる場合もあるため、余裕を持って手続きを進めることをおすすめします。

セキュリティ面の整備

企業がテレワークを導入するにあたり、もっとも懸念しているのはセキュリティ面です。
セキュリティ環境が整っていないと、企業や顧客の情報が漏洩してしまう恐れがあるからです。
テレワークでの勤務を行う場合には、セキュリティ面が整っていることをアピールするためにもセキュリティソフトなどを導入することをおすすめします。

■まとめ

派遣社員がテレワークというと馴染みがないかもしれませんが、実は派遣社員でもテレワークは可能です。

テレワークが行いやすい職種もあるため、ご自身ができる職種を絞って派遣会社に相談してみてください。
ただし、相談の際には今回紹介した3つの手続きも忘れずに伝えましょう。