実務経験とは? どのような職場で求められるのかを紹介します!
転職する際、実務経験を問われることは少なくありません。
では、実務経験を積む場合、どのような経験を積めばよいのでしょうか。
本記事では、よく求人情報で見かけることのある「実務経験」について解説していきます。
実務経験が求められやすい職種や、就職先に自らの経験を伝えるための準備についてもあわせてご紹介しますので、ぜひ転職活動の参考にしてください。

■実務経験とは??
実務経験とは〔実際に仕事に携わった経験のこと〕を指します。
簡単にいうと、仕事に関する経験値のバロメーターのようなものです。
もし実務経験を必要とする求人に応募するなら、採用時に経験値すなわち即戦力となれるかどうかを判断されるということを覚えておきましょう。
派遣やアルバイトの経験は実務経験になる?
実務経験は「正社員における仕事の経験」だけを指すものではありません。
アルバイトや派遣で働いた経験も含まれます。
特に派遣での経験は、企業にもアピールしやすいといえます。
派遣で仕事をしていたということは、正社員と同じとまではいかなくても実務に必要な最低限の業務を経験している、とみなされるからです。
しかし、最後に仕事をしたのが10年以上前となるとスキルや知識は少なからず衰えていると判断されます。
その場合、いくら長期間の経験を有していたとしても、企業側からの評価は下がってしまうため、注意が必要です。
資格と実務経験はどっちが重要視される?
資格と実務経験は、状況によってどちらが重要視されるかが異なります。
しかし、専門資格が必要な業務でもない限り、資格より実務経験の方が重要視されることが一般的です。
■実務経験が求められる職種は?
では具体的にどのような職種で実務経験を求められやすいのでしょうか。
・経理職
経理職(経理事務)は、未経験で採用されるのは新入社員ぐらいだと想定できます。
職場が必要としている人材が退職者の後任(前任者の代わり)の場合は、即戦力が必要になるためなおさらです。
仮に資格を取得していたとしても、未経験からの採用は難しいためアルバイトや派遣で実践を積むことがおすすめです。
・営業職
営業職も経験が評価される傾向にある職種です。
営業職は働いていた業界が違ったとしても、経験として認めてくれる会社もあります。
したがって、どの業界でも営業の経験が3年以上あれば、転職活動の際に有利にみられる可能性が高いでしょう。
・その他
介護や技術職もある程度の即戦力が期待されるため、経験がある方が採用には有利といえます。
■実務経験を就職先にアピールするための準備
最後に、自分の実務経験をアピールする方法を詳しく見ていきましょう。
自分が今まで経験してきた仕事内容を整理し、企業にアピールできる状態にするまでの過程を把握することが大切です。
今までの業務内容の洗い出しは必ず行っておきましょう。
●これまでの仕事の経験を洗い出す
まずは、これまでに経験した業務内容を洗い出してみましょう。
自分が今まで〔どんな職場で〕〔どのような業務を〕〔どれくらいの期間経験してきたのか〕を、まとめます。
そうすると、面接で詳しく内容を問われた際にも慌てることはありません。
また、経験した期間が短くても、こなしてきた内容が充実していれば、たとえ応募条件の経験年数に多少足りない場合でも熱意があると判断されることもあります。
●職務経歴書にまとめる
次に、洗い出した実務経験とスキルを職務経歴書にまとめていきます。
履歴書と職務経歴書はセットだといえます。
用紙はA4サイズ1枚~2枚程度にまとめるといいでしょう。
箇条書きや職務要約などを取り入れるなど、読みやすさを意識して書くのがポイントです。
■まとめ
実務経験は、正社員だけでなく派遣社員やアルバイトで働いた経験も含まれます。
実際に今まで経験した業務を洗い出し今の自分には必要な経験が足りないと感じた場合、派遣社員として働いて必要な経験を積むのも1つの方法といえるでしょう。