英語が得意でなくても大丈夫! 貿易事務に必要な英語力やスキルとは? | 知りたい!貿易事務のこと | リバティーのお役立ち通信

お役立ち通信

英語が得意でなくても大丈夫! 貿易事務に必要な英語力やスキルとは?

「貿易事務は高い英語力がなければ難しい・・・」と考えている人も多いでしょう。

実は、貿易事務のお仕事は英語が苦手でも問題ありません。
本記事では、貿易事務の役割や仕事内容を解説していきます。
また、貿易事務における英語の役割についても触れていくので、英語がネックになっている方は参考にしてみてください。

■貿易事務の仕事内容

貿易事務の主な仕事内容は以下になります。

・輸出入に関する書類作成
・取引する会社とメールや電話でのやり取り
・海外に在住しているスタッフとのメールや電話でのやり取り


企業によって、業務内容に違いがある点は把握しておきましょう。
たとえば、電話やメールでのやり取りを行う際、海外在住のスタッフは日本人であるケースも少なくありません。
そのため、業務に英語が必要ない企業もあります。

また、書類の作成に必要な用語は決まっています。
英語を知らなかったとしても、業務に必要な形式を習得していくことでカバー可能です。

■貿易事務で必要とされる英語力は?

貿易事務の中でも英語力が必要ない場合もあるものの、一定の資格基準をクリアしていた場合、有利となります。
ここでは、転職を行う際に強みとなる英語力についてみていきましょう。

TOEIC500点以上必須、600~700点あると有利!

英語スキルを必要とする貿易事務の求人の多くに「TOEIC〇〇点以上」と条件が記載されています。
外資系企業・船会社・航空会社などの企業とコミュニケーションを取る場合には、TOEICは必須です。

TOEICを受けていない方や500点以下の場合、英語でのコミュニケーションが求められる企業には応募できません。
得点の目安は企業によって違うものの、TOEIC600~700点以上あれば評価が高くされやすくなります。

書類の8~9割は英語

貿易事務で扱う書類の8~9割は英語です。

英会話を必要としない書類作成であっても、最低限の単語力・読解力は必須です。

英会話のスキルがあると仕事の幅が広がります!

英語ができない場合でも、書類作成が業務の中心の企業には応募可能です。

しかし、英会話のスキルがあれば仕事の幅も広がり、応募できる企業も増えるでしょう。

■英語が苦手でもできる貿易事務の仕事とは?

「英語は苦手だけど貿易事務がしたい!」とお考えの方へ、英語ができない・苦手意識がある人におすすめの仕事をみていきましょう。

*通関業務

通関業務は日本企業とのやり取りとなるため、英語は不要です。
通関業務は商社やメーカーから輸出入の手配をし、さまざまな企業とのやり取りを代行します。

*書類作成のみが業務の企業

読み書きはできるものの英会話は苦手な場合は、書類作成のみの業務を取り扱う企業がおすすめです。
この場合、英会話は必要ありません。

■英語以外で身につけておきたいスキルは?

貿易事務には、英語以外にもさまざまなスキルが必要です。
能力があれば早く仕事に馴染めるでしょう。

*パソコンのスキル

貿易事務の多くはパソコンでの書類作成です。
パソコンスキルには以下の内容があります。

・英文タイピング能力
・Officeスキル(Word・Excel)

場所によっては基幹システムの入力システムもあるものの、基本的には事務作業ができれば問題はありません。

*貿易関連の資格

以下のような貿易関連の資格があると有利です。

・貿易実務検定
・通関士
・航空貨物取扱士(ディプロマ IATA/FIATA)

貿易事務は資格必須の仕事ではありません。
しかし、上記の資格を所持していると高評価につながり、転職活動を行う際にも有利に評価されます。

■まとめ

貿易事務は必ず高い英語力が必要、というわけではありません。
しかし、書類のほとんどは英語表記であったり、企業によっては英会話でのコミュニケーションがあったりします。
スキルと照らし合わせて、自分に合った貿易事務の仕事を探して活躍していきましょう。